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経営者の役割は環境適応

2014.06.19
| ビジネス

起業家支援に命を懸ける会計士の梅川です。

つくづく経営者の役割は環境適応だと思います。

わずかな期間の間に時代の隆盛とともに繁栄し、時代の衰退とともにあっという間に縮小、撤退してしまった会社をたくさん見てきました。

私の父は、新潟県の雪深い高田というところで、測量会社を経営していました。

会社を設立したのは40年程前のことだと記憶しています。

当時の新潟は田中角栄さんのおかげもあって土木天国でした。

田んぼのど真ん中にまっすぐで立派な広域農道ができたのを手始めに、上越新幹線の着工、北陸新幹線の着工、関越自動車道の着工、最後に上信越自動車道と大規模な公共事業が目白押しでした。

土木工事の際には、土地の測量が必ず行われます。

おかけで経済の成長とともに父の会社もだいぶもうかったようです

郊外に自社ビルを建て、GPSを利用した最新の測量機器、ハイテクな自動製図機器を導入し、従業員も数十人雇っていました。

しかし時代は、高度成長から低成長へ。

公共事業の予算も大幅に見直されました。

角さんのいなくなった新潟県もその例外ではありません。

父の会社も売上が次第に減っていき、設立20年目に初めて赤字を計上しました。

ただでさえ、冬は雪のため営業ができない商売です。

しかも新潟は建設業以外には農業しかない土地柄です。

その後は経済の縮小、低成長の時代とともに業績も低迷から脱することが出ません。

同業者では廃業したところも多いようですが、幸い父の会社は細々と営業を続けています。

企業の成長は、業種、取扱商品のライフサイクルに完全に左右されます。

では、どのような手を打てばよいのでしょうか。

父の会社を例にとれば、確かに市場のパイは縮小していきますが、全くなくなることはありません。

借入をしてでもM&Aで地域の同業者を吸収して地域のトップ企業になる。

競争の激しくない他府県に進出して、狙うパイ自体を大きくする。

測量業以外の関連他業種に進出する。

などが考えられますが、老齢の父はそのいずれも選択しませんでした。

読者の皆様は私の父と同じことをしていませんか?

業種、商品にもよりますが、環境の変化は数年をかけてゆっくりと進行します。

今日、すぐに手を打たなければならない!というものではありません。

しかし気が付くと手遅れという場合が多いのです。

だからこそ毎年事業計画を見直す必要があるのです。


今日も読んで頂いてありがとうございました。

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