同じインプットからは同じアウトプットしか生まれません。

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2014.07.08
| ビジネス

起業家支援に命を燃やす会計士の梅川です。

人間はインプットが変わらなければ、アウトプットも変わらない。

先日、ライフネット生命の出口会長が講演で語っていました。

企業経営を持続的に成長させるためには、常に新しい発想、新しい組織、新しい商品やサービスが不可欠です。

ところが99％以上の人間は平凡な頭しかありません。

ニュートンでさえ、リンゴが木から落ちるのを見て万有引力を発見したのは、それまでの間に膨大な情報と思考を頭にため込んでいたからこその発想です。

何もないところからいきなり革新的な発想を思いつく人は本当の天才でしょう。

だからこそわれわれ凡人は常にインプットを怠ってはいけない。

もちろんアウトプットを前提にしたインプットです。

アウトプットは、売上アップのための方法の開発だったり、組織の活性化だったり、人間関係の構築だったり、経営者であってもなくとも必要なはずです。

わたしもメルマガを書き始めてから、読書量が増えました。今までは月に1冊か2冊程度だったのが今は、週に2～3冊読んでいます。

企業経営者たる者、わが社の業績が悪いのは景気が悪いから、政治が悪いからなどと言い訳をするのはカッコ悪くありませんか？

出口さんは、JR北海道やみずほ銀行の体質もインプットとアウトプットの関係で説明されていました。

大手の歴史ある上場会社では、役員クラスはほとんど従業員からの出世組。

外部取締役はいるもののそのほとんどは、社長に都合の良い人物が就任しています。

結局、同じ環境で、同じことを行い、経験し学んできた人たちの脳みそは基本的に同じだということです。

同じインプットをしてきた人たちが何人集まってもやはり同じアウトプットしか生まれない。

企業体質を抜本的に改善するためには、日産がゴーンさんを招聘したように、まったく異なるアウトプットができる人材を外部から入れる必要がある。

同様なことが中小零細の企業でも言えます。

いつも似たような経歴、似たような考えの人材を採用していませんか。

他人のことは言えません。

会計事務所でも経験者が優遇されます。即戦力が欲しいですから。

その結果、いつの間にか同じインプットをした同じ発想しかできない人の集まりになってしまいます。

そこからは革新的な発想は生まれてきません。

時代とともに停滞することになります。

そうならないためにも様々な経験をした経歴の異なる多様な人材を採用して育てることが、組織の活性化には必要なようです。

今日もお読みいただきありがとうございます。