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決算書はシンプルが一番

2014.07.13
| 税金・会計

起業家支援に命を懸ける会計士の梅川です。

多くの会社の決算書を見ていると損益計算書には大した差はありません。

売上があって、そこから売上原価、あるいは製造原価が控除され、売上総利益。

売上総利益から販売費及び一般管理費が引かれて営業利益。

たまに、これは何?という名称の費用項目を見かけることがありますが、その業界特有の経費があるのでしょう。

しかし勘定科目の名称を見ればだいたい内容の推測がつきます。

ところが、貸借対照表はどうかというと。

これが実に様々です。

しかも内容が不明。

特に、資産の部の「未収金」「未収入金」「短期貸付金」「無形固定資産」「繰延資産」などはさっぱり訳が分かりません。

ただ、確実に言えることは、内容がよく分からない資産には資産としての価値が無い場合がほとんどです。

資産が水ぶくれしている会社は、ほぼ例外なく実態の経営内容は芳しくありません。

なぜか?

事実としてのお金の入出金はごまかせません。

入金は、売上代金か、借入金か、資産の売却代金か、企業経営者はごまかすことができません。

ところが出金は、費用になるか、借入金の返済か、資産の購入か。

借入金の返済は判断の余地はありませんが、費用か、資産か、は微妙です。

典型的なのが繰延資産。

開業費、創業費、研究費などがありますが、特に研究費は怪しい。

いかなる企業であれ、新商品の開発や、新技術の研究、新市場の開発などにお金をかけます。

そのような支出が「研究費」となりますが、「当期の収益には貢献せず、来期以降の収益に貢献するため」一時的に当期の費用とせずに資産とすることができます。

しかし費用は費用です。資産としての現金換価価値があるはずがありません。

収益力のある会社はほぼ例外なく繰延資産とはせずに当期の費用として処理しています。

トヨタやファーストリテーリィングの決算書を一度ご覧になって下さい。

実にシンプルです。

決算書を見て、「実物資産」以外の内容が不明の資産がたくさん計上されていたら疑ってかかるのが無難です。

それらの資産をすべて費用に置き換えてみると、たいていの会社では債務超過になってしまいます。

今日も読んでいただいてありがとうございました。

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