中小企業・起業家をとことんサポートする 梅川公認会計士事務所

  • トップ
  • サービス
  • 料金
  • お客様の声
  • よくある質問
  • お問い合わせ

HOME > ビジネス > 銀行経営は今。

銀行経営は今。

2015.03.25
| ビジネス

 起業家支援に命を懸ける会計士の梅川です。

私はほとんどの皆様と同様、大学時代授業で聞いた話をほとんど覚えていません。

しかし、唯一、強烈に覚えている先生の言葉があります。

お名前は忘れてしまいましたが、金融論の授業の教授でした。

この先生の話は本当に面白かった。

特に印象に残っている一言が、

「銀行の経営者は、どいつもこいつもみんな業績不振の原因を不況のせいにしている。

「最低だ。経営者としての資格が無い。」

「他の業界を見てほしい。不況でも儲かっている会社は儲かっている。」

「企業が繁栄するか否かは、経営者の内部努力以外にあり得ない。

30年前の話ですから当時はまだ、銀行業界は大蔵省による「護送船団方式」による横並び経営でした。

銀行業界は、大蔵省や通産省の指導通りに、国策による資金の供給をおこなっていました。

日本の銀行の多くは株式会社とは名ばかりの、実質国策会社だったのです。

日本は社会主義国家では無いのだから、そのような経営のあり方はいつかは破綻するという先生の持論でした。

果たして、その後バブル経済をへて国の方針も大きく変化し、銀行業界にもようやく自由競争の波が押し寄せてきました。

はたして、その後バブルの崩壊、金融ビッグバンと呼ばれた規制緩和などにより、当時13行あった都市銀行は、現在は実質3行になりました。

まさにほかの業界と同様に、銀行業界も「経営力」が問われる時代になったわけです。

金融庁は、都市銀行に続き、次は地方銀行の統廃合に着手したようです。

現在は、一つの県に複数ある地方銀行を、「一県一行」に絞り込むことになるでしょう。

その次は、信金、信組。

全国で人口は減り、企業数、商店数も減少しているのに金融機関だけは、昔の通り、というわけにはいかないでしょう。

そこで経営者として心配しなければならないのは、融資の限度額。

仮に今、三菱東京UFJから5千万円、みずほから5千万円合計1億円借入があったとします。

その後、三菱東京UFJとみずほが合併したら、借り入れ1億の枠はそのままということにはなりません。

当然減額されてしまいます。

実際に都市銀行が統廃合された時代、「貸し剥がし」が横行しました。

経営者としては防衛手段として、つきあう金融機関を厳選しなければならない時代です。

今日も読んでいただきありがとうございました。

◆◆◆梅川公認会計士・税理士事務所◆◆◆

Q-TAX 飯田橋東口店
http://iidabashihigashiguchi.q-tax.jp/

千代田区 経理&記帳代行センター
http://www.umegawa.com/

Facebook
http://www.facebook.com/?ref=tn_tnmn#!/koichiro.umegawa

ご相談・お問い合わせは0120-371-910 [店舗番号 1633] 受付時間 9:30~17:30 些細なことでも気兼ねなくお電話ください。

些細なことでも気兼ねなくお電話ください。「はい、Q-TAX 飯田橋東口店です」と電話を取ります。
その後に「ホームページを見て」と言っていただけるとスムーズにご対応できます。

メールでのご相談はこちら