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信用格付けの仕組みを知っていますか?

起業家支援に命をかける会計士の梅川です。

銀行融資が、「信用格付け」の結果によって決められるということは、かなり一般に知られるようになりました。

信用格付けの結果が良ければ、スムーズにかつ低金利で融資を受けられます。

逆に、結果が悪いと、銀行からの支援はストップ。貸金の回収が優先されます。

では、信用格付けはどのように行われるのでしょうか。

銀行が格付けを行うタイミングは、基本は会社が決算申告を行った後です。会社が銀行に決算書を提出した時から始まります。

決算書を受け取った銀行は、決算書の数値を機械的にコンピューターのプログラムに入力します。

コンピューターから出力され結果が、第一次評価である「定量評価」です。

次に、決算書の数字では表せない評価基準である、経営者の人物や会社の将来性、経営管理の状況など「定性評価」を行います。

ここで重要なのは、定量評価のウェイトが断然高いということです。

信用金庫で、定量評価のウェイトが70~80%。メガバンクでは、90%以上といわれています。
定性評価はせいぜい10~20%しか見られません。

最後にその会社の実態に応じて、コンピューターから出力された数字を補正する第三次評価があります。

実は、これが侮れません。

金融機関によっても異なりますが、決算の数字を実態に近づけるということは、主に資産が評価しなおされるということです。

特に注目されるのは、まずは棚卸商品。

銀行では、業界の標準的な決算書の数値を把握しています。

通常、棚卸商品は売上の一か月分とします。
ところがその会社の棚卸商品が2~3か月あれば架空の商品か、あるいは不良在庫が大量に残っていると判断します。

もちろん会社にヒヤリングはありますが、納得いく回答がなければ、不良資産が計上されていると判断され、自己資本がその分減らされます。
これは、信用格付けを大きく下げてしまします。

同様に売掛金もチェックされます。

売掛金の金額が標準より多ければ、内容の説明を要求されます。

納得いく回答ができなければ、やはり架空あるいは不良債権と判断され、その分自己資本が減らされます。

社長貸付金は、最も問題視されます。

使途不明金、あるいは社長が私的に使ったお金と評価されます。
もちろん全額否定され、やはり自己資本が減らされます。

第三次評価が終わってようやく信用格付けが決定されます。

銀行融資をスムーズに引き出すには、信用格付けをとにかく上げるしかありません。

そのためには、決算数値を良好に保つ必要があります。

たしかに、決算数値をよく見せるテクニックはあります。
テクニックについては今後もメルマガで紹介していきます。

しかし、根本的に赤字体質であったり、不良資産を抱えているともはやどうしようもありません。

テクニックを駆使してもカバーしきれるものではありません。

最良の銀行対策は、だれが見ても美しい決算書を作ることです。

当たり前ですが、超裏技は存在しません。

銀行借入を行っている社長さんは、自社の決算書をじっくりと見てください。

今日も読んで頂いてありがとうございました。

 
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