中小企業・起業家をとことんサポートする 梅川公認会計士事務所

起業家支援に命を燃やす会計士の梅川です。

社長に事業計画の作成をお勧めすると、ほぼ100％同じ反応が返ってきます。

事業計画なんか作っても意味がない。

明日のこともわからないのに1年後、ましてや5年後の計画なんか予測もできない。

会計事務所に勧められて作ってはみたものの、事業計画書は机の中にしまわれてその後、見返したことがない。

事業計画は、金融機関から融資を受ける際に作成するための必要書類くらいの認識がほとんどです。

結論をいいますが、事業計画の作成ほど、極めて重要かつ緊急でない作業はありません。

私は、事業成功の鍵は事業計画にありと信じていますし、その成功例を数多く見てきました。

赤字体質で何年も苦しんできた社長が、一度は廃業も想定しながらも事業計画を作成し、その地道かつ継続的な実施活動を通じて見事に復活し、立派な財務体質の黒字企業に変身した実例も見てきました。

かくいう自分自身も経験しています。

過去のメルマガでも書きましたが、私も廃業一歩手前まで転落しました。

詳しい事情は省きますが、1億5千万円まで伸ばした売り上げが三分の一の5千万に、14人いた従業員を３人まで減らしました。

普通、金づちでたたいても絶対にひびひとつも入らないといわれ、顧問料という家賃収入のような安定的売上が毎月計上できる会計事務所業務を崩壊させてしまいました。

私はビール好きの普通の人間ですから、起きてしまった事実を受け入れることができず、ただヤケ酒を飲んでいました。

そのどうしようもない私に復活のきっかけを与えてくれたのがまさに事業計画です。

5万円の報酬を支払って、一日がかりで5年計画を作成したときの高揚感、ウキウキ感は今でも忘れません。

絶対に復活できるし、さらに成長することができるとその時確信しました。

数ある成功本には必ず書いてありますが、ありありとイメージできたことは実現します。

今、私自身は5年計画の一年目がまもなく終了ですが、計画はほぼ達成の見込みです。

事業計画そのものは言うまでもありませんが単なるツールです。道具でしかありません。

いかに活用するかがキモです。

しかし決して難しいものではありません。

私は、今毎朝30分のランニングを日課としていますが、確かに始めるまでの壁は結構厚いものがありましたが、一旦習慣化されれば問題なく続けられます。

事業計画とその一連の実行活動もせいぜいそのレベルの困難さです。

私は、かつて勤務していた銀行員時代から事業計画に触れ、その本質的な活用法を実践を通じ研究してきました。

だからその必要性を断言しますし、普及を図りたいと思っています。

今後のブログでもしつこく書き続けます。

今日も読んで頂いてありがとうございました。

 

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