当たり前のことを当たり前に。

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2014.06.19
| ビジネス

起業化支援に命を懸ける会計士の梅川です。

今、二極化の時代といわれています。

かつては、繊維産業が盛んな時はすべての繊維産業企業が儲かりました。

鉄鋼産業であれば、鉄鋼企業。家電産業であれば、すべての家電企業。

しかし、今、これからはますます経営成績は会社によって波状となります。

ＩＴ産業が活況といっても、儲かっている会社もあれば、倒産してしまう会社もある。

アパレルはもうダメといわれながら、ユニクロのようにとんでもなく成長する会社がある。

このような状況が、町の中小企業、小売商店レベルでも起こっています。

なぜでしょうか。

理由は様々とは思いますが、繁盛している会社には共通点があります。

「当たり前のこと」が、当たり前にできていること。

会社、あるいは商売を行うに当たっては必ず守らなければならない「セオリー」があります。

小売ならば、欠品を出さない。100％品ぞろえを完備する。

飲食ならば、おいしい料理を提供する。

顧客に不快をあたえない程度に丁寧な接客をする。

しっかりしたホームページを作る。

お客様目線に立った分かり易いパンフレットを用意する。

あげればきりがありませんが、どれもそれほど難しいものではありません。

何が「当たり前」かは、時代により変化します。

しかし、それも業界紙やコンサルタントが書いた本、セミナー、ネットの情報、業界標準のレベルがどの程度のものかは知ろうと思えば容易に知りえます。

ところが、この「当たり前」が十分にできていない会社が世の中の大半だというのが私の感想です。

「当たり前」を実施するのに専門家を雇わなければならないとか、設備投資に数千万円かかるというものはありません。

どれも「ソフト」にかかわるもので、やる気さえあれば誰でもできることばかりです。

マクドナルドの店員さんが、ほんとうに気持ちのいい「笑顔」を提供してくれたら間違いなくリピート客は増えます。

難しことは何もありませんが、当たり前のことを当たり前のように行うのは実は難しいのです。

しかし、それを行うのが経営者の役割です。

そして、「勝ち組」に確実に残る最短の道だと思います。

今日も読んで頂いてありがとうございました。