もうかっている会社はどこが違うのか？

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2014.06.30
| ビジネス

起業家支援に命を懸ける会計士の梅川です。

良く経営者の方から聞かれる質問は、

「もうかっている会社はどこが違うのか？」

です。

かつて社会全体が成長していた時代は、同じ業界であればどこの会社も同じようにもうかっていました。

パイ自体が拡大していたのですから、当然と言えば当然です。

ところが、今は言わずと知れた低成長時代。

どの業界でも限られたパイを奪い合う戦いが繰り広げられています。

その結果、勝者と敗者がはっきり分かれてくる。

その違いは、一体何か。どうすれば勝ち組に残れるのか。

私は、「勝ち組」と呼ばれる会社を数限りなくつぶさに見てきました。

確かにそのような会社は、経営においてすぐれている面が多数あります。

しかし、「これは！」というものを知りません。

敢えて言えば、「当たり前のことが当たり前にできている」。

飲食、自動車、家電、どこの業界でも市場は成熟しており「特別」はなかなか出しにくいのが現実です。

安くておいしい。

あるいは、安くて性能がいいは、もはや普通。

しかし何かが違う。

その微妙な違いの蓄積が結果を大きく変えている。

例えばトヨタ。

車の出来ははっきり言って80点。よくもなく、悪くもなし。

しかし、トヨタの「カイゼン」は世界的に有名です。

小さな改善の長年の蓄積が、圧倒的な原価低減、販売強化につながっています。

飲食店も同じです。

美味しくて安い、魅力的なメニュー、しかもサービスもそこそこいい。

そんな繁盛店には必ず訳があります。

仕入を工夫する、メニューを研究する、アルバイトに至るまでサービスを徹底する。

やれることはすべてやっています。

しかし、ひとつひとつの工夫は全く普通なのです。

実は、「当たり前」と思われていることが普通の会社やお店ではなかなかできていないのです。

だから、当たり前のことを徹底的に実行するだけで勝ててしまうのです。

では、どうすれば当たり前のことを当たり前のようにできるようになるのか？

それは、「仕組み」です。

仕組みについてのはなしは、こうご期待。

今日もお読みいただきありがとうございました。