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粉飾は麻薬です。

2014.06.12
| 税金・会計

起業家支援に命を懸ける会計士の梅川です。

粉飾は麻薬のようなものです。

一度手を染めると、なかなか正常に戻せません。

いわゆる嘘を嘘で塗り固める状況になってしまいます。

粉飾には、税金を逃れるために利益を小さく見せる粉飾と、逆に銀行借入のために利益を大きく見せる粉飾があります。

いずれの場合でも厳しい言い方をすれば、粉飾は犯罪です。

税金逃れは脱税とされ、税務署の調査で発見されれば、追徴と重加算税の対象になります。

金額が大きく悪質とされれば経営者は刑事告発されます。

関与していた税理士も資格停止処分になることがあります。

利益を大きく見せる粉飾の場合、税務署に見つかっても特におとがめはありません。余分に税金を払っているから良しということでしょうか。

銀行は税務署のように調査官が会社まで出向いて、売上伝票や領収書をチェックすることはしません。

だからといって粉飾が見つからないとはいえません。

例えば、売上げを大きく見せるために架空の売上を計上したとします。

その結果、対価として現金か売掛金が増加します。しかし架空ですから、いつまでもその金額が決算書にのります。

当然、銀行はそれを不審に思います。

売掛金の元帳を見せ下さい。あるいは、現金出納帳を見せてください。という話になり説明に窮することになります。

ちなみに、粉飾決算をしているとわかった時点で、その銀行からはもう新規で融資を受けられないと思って間違いありません。

銀行は信用商売です。

その信用を裏切った不誠実な会社を銀行が相手にすることはありません。

では、全くの架空売上げではなく、本当は期末の翌月あるいはその後に売り上げた分を前倒して売り上げを膨らませた場合はどうでしょうか。

結局翌年度の売上が厳しくなります。

銀行によっては、毎月の売上一覧を要求されます。

期末だけが売り上げが通常月の2倍あり、翌月売り上げが0だったらやはり不審におもわれます。

そうでなくとも翌年度は11か月分の売上で決算を迎えるのでまた同じことを繰り返さざるを得なくなります。

粉飾で利益を水増ししても、業況が回復して利益が出るようになったらその時に帳尻を合わせばよいと考えている社長がほとんどです。

しかし、実際そのようにうまくいった例を知りません。

これも金額の問題もありますが、粉飾決算した決算書をもとに銀行が融資を行い、後、会社が返済不能になった時に、社長は詐欺罪で訴えられました。

もちろん金額の重要性はあるものの、繰り返しますが、粉飾は犯罪です。ばれた時の制裁、ばれなくとも正常に戻すための努力の大きさを考えたら絶対に手を染めるべきではありません。

粉飾を経験したほとんどの経営者が、粉飾は意味がなかったと後悔をしていることがその事実を証明しています。

今日も読んで頂いてありがとうございました。

◆◆◆梅川公認会計士・税理士事務所◆◆◆

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