中小企業・起業家をとことんサポートする 梅川公認会計士事務所

起業家支援に命を懸ける会計士の梅川です。

グレッグ・マキューンの「エッセンシャル思考」という本を読みました。

実は副題の、「最小の時間で成果を最大にする」に目を引かれて買ってしまいました。

より多くの仕事をこなすのではなく、時間に関係なくより重要な仕事に集中しましょう。

そうすれば業績も上がり、ストレスもなくなり、人間関係すらよくなる。

そのためには。。。。。。。。

というお話です。

私の今年の課題は、まさに「時間を有効に使う」です。

私は過去数千社という会社の成長の過程を見てきましたが、

伸びる会社と今ひとつ伸び悩む会社の大きな違いのひとつが、

「社長は重要な仕事に集中する。」

これができるかできないかの差です。

ほとんどの中小企業では間違いなく会社で一番「できる人」は社長です。

それは社長自身が最もよく知っています。

だからなんでも自分でやらないと気が済まない。

「この仕事は私にしかできない。部下には任せられない。」

多くの社長がそのようにいいます。

でも、社長も一人の人間ですから持ち時間は一年で24時間×365日がマックスです。

睡眠時間を削っても、家族サービスを断ってもそれ以上の時間はありません。

そうすると、社長の持ち時間の限界が「会社の成長の限界」という事実が見えてきます。

つまり、会社が順調に成長するためには、会社が持つ機能すべてがバランスよく機能する必要があります。

それは、市場リサーチ、商品開発、製造、マーケティング、営業、経理、etc.

ところが、できる社長はそのすべてを自分でやろうとする。

そこが成長のボトルネックです。

会社の成長はそこでストップします。

社長は最も重要な仕事のみを行い、その他はすべて従業員や外注に任せなければなりません。

実はこれは他人ごとではなく私自身がまさにその状態にあります。

さすがに「製造」にあたる現場作業はなるべくやらないようにしていますが、それでも0ではありません。

「仕事をやらない」ことは勇気が必要です。

せっかく今うまくいっているのになぜあえて変えなければならないのか。

他人に任せて本当にうまくできるのか。

そのような声と戦いながら「自分にしかできない本当に重要な仕事」に時間を集中させましょう。
 今日も読んでいただきありがとうございました。

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